2023/06/19 15:24
夏の暑い時期も冬の寒い時期も、万能に活躍する「ステンレスカップ」は今や人気のコップとなりました。
ステンレスがなぜ保温・保冷にどちらにも適しているかというと、ステンレスは熱伝導率が「低い」ため、温度をキープできるからです。
2. 漆器の常識を覆した漆磨
職人たちが口を揃えて「無理」だと言ったが、ある職人が「できる」と言った。
それも「私なら面白いものに仕上げられる」そう言った。
当時、ステンレスに「漆を塗る」というのは誰も考えつかない斬新なアイデアだったため、今まで木製の素材に漆を塗ってきた職人たちは口を揃えて「できない」と言いました。しかし、依頼者の熱意に応えたいと思った1人の職人が、「漆流し」の技法を使い漆磨を完成させました。
3. 漆流しとは
中塗り・研ぎを終えたカップを、漆を浮かべた水にくぐらせ、手際よく金粉を刷り込むと、きらめく水流のような文様が現れます。偶然がもたらす構図と、それを文様として捉える確かな技術が「漆流し」という技法です。
4. 漆磨とデニムは育ててナンボ
「使えば使うほど、味が出てくる」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。
そう!デニムで使うこの言葉は漆と共通します。
漆といえば「高級で、特別な日にしか使わないもの」とお思いの方が多いかもしれませんが、この漆磨ステンレスカップは「毎日使えて、時間とともに色合いが変わるので、デニムと同じように育てていける」ことが特徴です。もちろん飲み物の味はいつだって「味わい深い」ものとなります。
長く大切に使っていくことができるステンレスカップ、「育ててみませんか?」
5. 無骨キャンプにもおしゃれキャンプにも合う漆磨
伝統的な技法が施されたステンレスカップは、キャンプ風景を壊さず自然と馴染みます。
その一方で持っていると「いいコップですね」と言いたくなるような魅力のあるコップです。
温かい飲み物も、氷を入れた飲み物もしっかり温度をキープしてくれます。